数年前、サバゲーを初めて「戦闘」と言うものを勉強したくなり、
田村装備開発を見つけた。
元埼玉県警の埼玉県警察機動戦術部隊隊員の方が開いて、元陸自のSOGにいた方が努めているお店。
銃器の扱いの基本から教えて頂いて、とても有意義だった。
ただ、他の参加者と年齢や練度の違いに、困ってしまい遠ざかっていた。
今回は「座学」しかも「戦闘救護」だったので久しぶりに受講してみた。
なんでも特別講師で、
講師は野田力氏
ネットに上がっている画像から、可愛い人なのかな?
と思っていた。
経歴
元フランス外人部隊 第2外人パラシュート連隊 水陸両用中隊 衛生兵
2004年10月入隊。4ヶ月の基本訓練後、パラシュート連隊に配属され、戦闘訓練や衛生兵訓練を修了。
コートジボワール、ジブチ、ガボン、アフガニスタンへの派遣を経験。
2011年4月に除隊し、帰国後は自身の経験を日本の自衛官・警察官・医療者等に伝えている。
講義内容
フランス軍の戦場救命手順
戦闘行動から救急行動への流れ
各種救急技術紹介
・止血帯
・止血剤
・緊急包帯
・気胸対策
・輸液
・他
-衛生兵の個人装備
-救急装甲車の装備
-アフガン戦争における戦傷/戦死事例紹介
-衛生兵としての教訓紹介
-他
なんだそうだ。
楽しみですねー。
近年自衛隊も「第一線救護」を取り込み、第一線救護衛生員(仮称?)の教育を始めたらしい。
救急救命士と准看護師の免許保持隊員を対象としているようだ。
ちょこっと調べた感じ、
防衛省CMC体制(コンバット・メディカルコントロール)を立ち上げ。
現行救急救命士法に認められた行為以外に、
有事緊急救命処置
①気道閉塞に対する輪状甲状靱帯切開・穿刺並びに声門上エアウェイ留置
②緊張性気胸に対する胸腔穿刺
③出血性ショックに対する輸液路(骨髄路確保)
の確保と輸液・輸血
④痛みを緩和するための鎮痛剤投与(医療用麻薬を含む)
⑤感染症予防のための抗生剤投与
法改正は多分まだなんだろうけど(と言うか、救急救命士法の範疇は超えてるし、新法を作らないと。)
今までの自衛隊の衛生科隊員と言うのは今一つなんだねぇ。
個人装備の救急セットもかなりしょぼかったみたい。
フランス外人部隊や、戦闘救護、資器材の説明がとても勉強になった。
野田氏は多くの質問時間を設けてくれ、丁寧に回答してくれていた。
うーん、実技も受けてみたいな。
手順はシンプルに!
必要以上に思い入れない!
使用法のわからない物はバックに入れない!
等々
心に残った言葉たち。